事務スタッフ通信

意外と知らないエアコンのしくみ!


皆様こんにちは!
本日も株式会社創建設備のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます!
6月になり梅雨入りが近いですが、お元気でお過ごしでしょうか?🐸

梅雨といえば、外に洗濯物が干せなくなり嫌々部屋干しをするご家庭が多いと思います。
(私の故郷は梅雨がほぼないので、引っ越してきて驚愕しました😱)
でも、そんなときに助けてくれる救世主が”エアコン”ですよね✨


昔は「洗濯を乾かすのにエアコンを使うなんてもったいない」という考えが主流だったと思いますが、
最近はメーカーさんが「部屋干しを快適に!」なんてありがたいキャッチコピーで売り出したりと、
ずいぶん多種多様になりました。

そして今回は、そんなありがたいエアコンの仕組みについて簡単にお話ししていこうと思います
(私同様、意外に仕組みを知らない方は多いはず、、、!😆)

以前のブログに、エアコンの仕組みに触れているものがございましたので
よろしければこちらもご覧ください。
“1F作業スペースのエアコン② ~冷媒管とドレン管とロウ付け編~”

少し複雑な内容になりますが、最後までお付き合いくださいませ😀




エアコンには”冷房”、”暖房”、”除湿”の主な3つの機能がありますが、まずは”冷房”に関して解説していきます。


冷房と聞くと、エアコンが冷たい空気を作って室内に吐き出していると思う方が多いと思いますが、
本当はちょっと違うんです!
実は「部屋の空気から熱を吸収して外に出し、熱が無くなった空気を部屋に戻している」のです!🤔

では次は、どうやって熱だけを外に出しているのか解説します。
エアコンは”室内機””室外機”がパイプ(冷媒管)でつながっていて、
その中は”冷媒”と呼ばれるガスで満たされています。
そして、この冷媒に熱だけをのせて室外機から熱を放出するんです🙂

しかし冷媒は熱を運ぶことしかできません。
熱を乗せたり降ろすのは、”熱交換器”の仕事です!
室内機と室外機それぞれに熱交換器があり、そこで熱は乗り降りします。
この繰り返しで部屋を涼しくするのが冷房の仕組みです!😀

図解するとこんな感じです。


仕組みが分かれば、エアコンのスイッチを押してもすぐに冷気が出ない理由がよくわかりますね。
「冷媒がんばれ!」と、エールを送りましょう😊



次は”暖房”の仕組みです!
お気づきの方が多いと思いますが、暖房の仕組みは基本的に冷房と一緒です。
暖房は「屋外の熱だけを取り込み、暖かい空気を部屋に吐き出している」のです!😆

図解するとこのようになります。

もっと詳しく説明すると、
室外機には”圧縮機”が内蔵されていて、その圧力で冷媒の分子がぶつかりあう結果エネルギーが増えます。
そして、そのエネルギー変換によって冷媒の温度が上がり温風を出すことにつながるのです!
(これ以上詳しく説明すると、とても難しくなってしまうので今回は割愛します💦)




最後は 最初にお話しした、
梅雨時期のお洗濯を助けてくれる”除湿”の仕組みについて解説していきます😀

除湿は、冷房・暖房と違い”空気の湿度を下げる事”を1番に考えられている機能です。
そのため、雨や洗濯物の水分を減らしたい梅雨時期の部屋干しにぴったりの機能なんです!

仕組みは冷房と少し似ていて、
湿度の高い部屋の空気を熱交換機で冷やし、結露として生じた水分をホース(ドレン管)から外に排出する
ことで空気中の水分を減らします😄

実は 湿度の最大値というのは部屋の温度によって決まっています。
部屋の温度が高いほどたくさんの水分を蓄えられて、
部屋の温度が低いほど少しの水分しか蓄えられないので、あふれた分が水滴になって現れます
(冷えたジュースをコップに入れて飲むと、コップに結露がつくのはこのためです!)
そのため、まず冷房のように部屋を冷やしてから除湿に取り掛かるんです🙂

流れとしては、
湿度の高い空気を吸い込み、熱交換機で熱を奪って温度を下げます。
すると、空気中にいられなくなった水分が熱交換機に結露となって現れます
それらが集まり、ホースから流れ出て除湿ができるという仕組みです😯

図解するとこのようになります。



ちなみに除湿は”弱冷房除湿””再熱除湿”の2種類があります!
部屋の湿度を下げる仕組みは同じなのですが、
”弱冷房除湿”は冷えたままの冷たい空気を吐き出し、”再熱除湿”は冷えた空気を温め直して吐き出します。
再熱除湿は空気を温め直すので消費電力が少し増えますが、
肌寒い梅雨時期にはもってこいの機能なのでぜひ皆様もご活用ください!😄

また、製品によっては 除湿機能の他に”消臭機能”等が搭載されている”部屋干しモード”があるので
エアコンを購入する際には要チェックです!😀



 




エアコンの仕組みを解説しましたが、皆様 家庭用エアコンと業務用エアコンの違いが気になっていると思います。
結論を言ってしまうと、冷房・暖房・除湿の仕組みは一緒です。

ですが見た目などは違うので、それらの違いをざっくりまとめるとこのようになります。

 家庭用エアコン業務用エアコン
冷・暖房能力中くらい強い ~ とても強い
風量中くらい大きい
機能洗濯乾燥モードなど家庭向き部屋の換気ができるなど業務向き
中型の壁掛け形のみ大型の天井埋込形など様々
価格10万円台程度数十万円以上 
耐久性中くらい強い
工事方法難易度が低い難易度が高い

結果からわかる通り、使う方のニーズに合わせて細かいところが変更されているのです!😀
時代と共にそれぞれ機能が増えていって、生活がどんどん便利で快適になっていきますね✨


いかがでしたか?🙂
私はこれまでエアコンの仕組みを全く知らずに使っていたので、とてもいい勉強になりました!
それぞれの機能を使い分けて、皆様 快適なお部屋で過ごしてくださいね🐸

長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!


弊社が請け負っている業務は下記の通りです。
給排水設備工事
冷暖房設備工事
空調換気設備工事
プラント配管設備工

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